地球に優しく、人にも優しい、サスティナブル建材
皆さんこんにちは。
埼玉県の大工集団、カルムホームです。
今回ちょっと面白い建材についてご紹介したいと思います!
その名も「エッグタイル」
なんと卵の殻で作ったタイルなのです!!
マヨネーズを作る過程で出る卵の殻を利用し、建材として再利用する画期的なアイディアです
本来廃棄されるものを利用することで、地球環境にも優しい...だけではありません!!
なんと、自然由来の素材だからこその素晴らしい性能があるのです。
1.調湿性能
実は卵の殻は中のヒヨコが呼吸できるよう、小さな穴が大量に空いているのです。(=多孔性)
通常のタイルは水に強いですが調湿性はなく、湿気がこもるという問題があります。
しかし調湿性のあるこのエッグタイルでは余分な湿気を吸収し、
乾燥しているときには放湿してくれます。
自然素材だからこそできる素晴らしい機能ですね!
2.熱伝導性
木材と同等の熱伝導率を持つエッグタイル。
それは中に大量の空気の層があるからこその優しい温かみです。
部屋の中に使っても温かい空気を逃がさずにいてくれます。
タイルはひんやり...としたイメージを覆す性能ですね!
3.施工性
エッグタイルの魅力の一つである軽さは、なんとクロスの上からでもテープで固定できるほど。
通常のタイルであれば、下地などを含めて施工が大変ですが、
エッグタイルであれば、個人でも簡単に張り付けることができ、
リフォームの素材としても大変役立つものなのです!
まとめ
本来大量に廃棄されてしまうものが、こんなに優秀な建材に変わるのです。
この他にも、なんと同じく廃棄される食料から作るセメントが開発されていたりもします。
地球にも優しく、人にも優しい建材がこれからもたくさん開発されていくかもしれませんね!