増え続ける平屋の魅力とは?

皆さんこんにちは。

埼玉県の大工集団、カルムホームです。


近年新築住宅の着工数は減少傾向にあります。

国土交通省の調べでは2013年から2020年にかけて16.8%ほども減少し、

今後も減少傾向は続くとの見方も出ています。


そんな中、着実に増加しつつあるのが平屋の新築着工数。

なんと、2012年から2020年にかけてその数はほぼ右肩上がりで1.5倍にも増えています。


しかも、コロナの影響で郊外へと人が流れていくことにより、

広い土地を確保できるようになったことで、平屋の人気もまだまだ衰える様子はありません。


そこで今回は、平屋の持つメリットとデメリットを3つずつ紹介していきます!

メリット①【災害に強い】

平屋は2階建てと比べて背が低い分、地震や台風などの災害に対して強いとされています。

また火災が発生した時、どの部屋にいたとしても一階に位置するため、
逃げやすいというのも大きなメリットです。

万が一の事態にも対応できると、非常に安心しますね。

また、階段がないということは、お子さんや高齢者の落下事故も無くなることになるため、
安全性という面でも平屋は優れているのです。

メリット②【間取りの自由度が高い】

こちらも平屋の大きなメリットです。

2階建ての場合、耐力の関係上柱の位置などが自由にしづらいため、
間取りも、どうしてもある程度は制限されてしまいます。

その点平屋は2階のことを考える必要がないため、間取りの自由度が高くなっています。

また、天井が高くできるため、解放感をより感じられるのも特徴の一つでしょう。


メリット③【維持費が安い】

お金の面でもメリットがあります。
それは、修繕費が抑えられることです。

長く住んでいれば、外壁も傷ついたり、塗装が剥げてしまったりとそういったトラブルが出てきます。

その際、平屋であれば高い足場なども組む必要がなくなり、
修繕にかかる費用も手間も抑えられる傾向にあります。

長く住み続けるには欠かせないメンテナンスを、安く抑えられるのは助かりますね!


デメリット①【日照問題】

続いてはデメリットについてです。

平屋が増え続けているとはいえ、やはり戸建は2階が主流。

周りが2階建ての場所に平屋を建てる場合、
広い土地が確保できないと、どうしても光が遮れれてしまいがちです。

また、2階建てと比べて1階の面積も広いことが多いため、
家の中心まで光が入ってくることが難しいという構造的問題もあります。

天窓を設置したり形を工夫したりと、
なるべく日の光を取り入れられる構造にしましょう。


デメリット②【プライバシーの確保が難しい】

平屋は家族との距離感が近くなるというメリットもありますが、
裏を返せば、プライベートな空間を確保しづらいということにもなります。

テレワークや趣味のためにも
独りになれる場所が必要ということもあるでしょう。

必要ならば防音室の設置や、
2階ではなくロフトという形で工夫をしていくのもいいかもしれません。


デメリット③【建築費用は高め】

同じ床面積で考えた場合、実は平屋の方が2階建てよりも高くなることが多いです。

それというのも、基礎や屋根の面積が2階建ての場合より広くなるからです。

また、デメリット①でも話したように日照問題もあるため、
基本的に周りとは間隔をあける必要があるため、広い土地が必要となります。

そうすれば、土地の金額や固定資産税も高くなる傾向があり、
全体的に初期費用がどうしても高くなります。

だからこそ、出勤しなくとも仕事ができる今、郊外の安い土地へ新築を建てる人が増え、
広い土地が確保できるならと平屋が増えてきているのです。


まとめ

いかがだったでしょうか。

平屋と言えば昔の日本家屋というイメージもあるでしょうが、

こうしたブームの影響により、若者向けのデザインやライフスタイルに合わせた平屋も増えてきています。


なるほど!と少しでも考えたあなた!

是非新築を建てる際に候補としてみてはいかがでしょうか。

PageTop