地盤沈下させない! 対策と土地の選び方

皆さんこんにちは。

埼玉県の大工集団、カルムホームです。

「不同沈下」という言葉をご存じですか?
地盤沈下ならよく聞いたことがあると思いますが、不同沈下とはその一種です。
そして、この不同沈下、気を付けていないと住宅に大変な損害を及ぼします!


【不同沈下とは】

傾いた家.jpg
まず不同沈下とは、地盤が均等に沈下せず、建物が傾斜してしまう現象のことです。

人で言うならば、足の長さが変わってしまし、体全体のバランスが悪くなってしまう状態です。
この状態になると、骨が歪みやすくなってしまい、足から上の思い上半身や頭を支えることがきつくなってしまいます。
(実際筆者もこの経験があり、治るまで腰に激痛がずっと走ってました...)

家も同じです。
土台となる地盤が歪んでしまうことで、家全体のバランスが崩れてしまい、
・窓が開けずらくなる
・床が傾斜する
・外壁ひひびが入る
等など大変な悪影響をもたらしてしまいます!


【沈下を防ぐには(改良工事)】


理想の土地を見つけたけど、そこは地盤の改良が必要だった...。
等ということも珍しことではありません。

実際にそこが建築に適した地盤かどうかを調べるのにも3万~8万程

そして実際に地盤の改良が必要となると地盤改良費がかかります。
これは固い地盤がどの程度深くにあるかによって工事内容が大きく変わってきます。

固い地盤までが
・浅い(表層改良) 30~50万
・2~8メートル(柱状改良) 50~80万
・5~10メートル(鉄管杭) 100~180万

こうしてみるとかなり大きな出費ですね。
手を抜くわけにはいかないとはいえ、できれば避けたい出費です。


【沈下を防ぐには(予防策)】

人工的な工事よりは、もともと固い地盤の上であればより安心できるというもの。
そこで、今回地盤沈下の恐れのある土地を見極めるポイントをお伝えします。

1.傾斜地(山、丘等)


家を建てる際は土地を平らにするために造成を行います。
その時に、傾斜地では切土や盛土をして土地を整えるのですが、
そうなると土地の強さが安定せず、不同沈下が起きやすくなります。

また近年でも大きな土砂災害がありましたように、人の手が多く加わった山ではそういったリスクも存在するのです。

2.水辺(海、川、田んぼ、沼等)


水辺を埋め立てた場合も脆弱な地盤となってしまいます。
しかも、今は普通の土地に見えても、実はかつて水辺であったということもあります。


では、どうやったら見分けられるのか。
確実なのは、過去の地図を確かめることですが、他にも簡単な見分け方があります。

実はかつて水辺出会った場所には、それに関する名前がついているのです。

有名なところでは「池袋」もそうですね。

実際にどんな漢字があるときに気を付けるべきかの例をご紹介しますと
・さんずいが付く字(水、清、洗、流、泥等)
・地形に関する字(川、池、沢、洲、岸等)
・水辺の動植物(鴨、鵜、貝、葦、蒲等)
・水辺の人工物(田、舟、堤、堀等)

一見では水辺と関係が見えないところでも実はという場所も多いですね。
是非参考にしてください!


以上土地選びのポイントでした。
考えることがたくさんで混乱してしまいそうですよね...
そんな時こそまずは気軽にご相談ください!いつでもお待ちしてます!

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