住み心地の良い家【断熱編】

 皆様こんにちは。
 埼玉県の大工集団、カルムホームです。

 夏は暑く、冬は寒い日本。最近では秋がめっきり感じられなくなって、過ごしやすい丁度よい時期が減ってしまったように感じます。

 外の気温の変化が激しいならば、せめて家の中は快適に過ごしたいもの。冷暖房が発達した現代では自動で空気を循環してくれたり、スマホでオンオフの操作までできたりと、本当に便利な世の中になってきました。

 しかし、便利さにはお金がつきもの。エアコンつけたいけど電気代も心配...という人も多いのではないでしょうか。

 そこで活躍してくれるのが断熱材です。「夏は涼しくて、冬は暖かい」状態を維持してくれ、快適な環境を実現してくれます。

 なお、寒い冬場で暖房をガンガンに効かせた部屋から暖房のきいてない風呂場などに行くと、急激な温度変化によって血圧や脈拍が乱れる『ヒートショック現象』を引き起こしかねません。
 それを防ぐためにも、家全体の温度差を小さくすることが大切です。

 高断熱高気密住宅ともなれば無断熱の家と比べて、冷暖房にかかる電気代が60%ほど削減できるとの調査もあるほどです。冷暖房機器の稼働を減らすことは寿命を延ばすことにも繋がってきます。

 快適な住環境は家計にも優しいのです。


〈断熱材の種類〉

①無機繊維系
 今日本で広く普及している断熱材はグラスウールと呼ばれるガラス繊維でできた断熱材です。特徴は何といっても安価なこと。燃えにくい素材でできており、防音効果があるものもあります。

②天然繊維系
 天然繊維の特徴は調湿効果。湿度が高いと湿気を取り込み、湿度が盛ると湿気を吐き出すことで、室内の湿度をある程度一定に保つ働きをしてくれます。室内と室外の温度差が激しいと、あちこちで結露が...といった経験に覚えがある方もいるのではないでしょうか。湿度調整が上手くできないと、シックハウス症候群や建物の強度の低下を招く恐れもあります。

③発泡プラスチック系
 先に紹介したものに比べて断熱性能が最も高いものとなっています。中でもフェノールフォームは燃えにくく、有毒ガスの発生もほぼないというとても高性能なものとなっています。

断熱1.jpg断熱2.jpg

 いかがでしょうか。簡単にいくつか紹介しましたが、一口に断熱材と言っても、価格、性能等様々な物があります。性能が良いものはもちろん価格も高くなりますし、会社によっては天然素材系は取り扱っていない等といった場合もあります。

 ネットで比較するだけではわかりづらいこともありますので、悩んだ際はぜひお気軽に相談してください。
 お待ちしております。

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