住宅ローンの基礎知識~変動型住宅ローン~
皆様、こんにちは。
埼玉県の大工集団、カルムホームです。
本日のテーマは『住宅ローンの基礎知識~変動型~』です
前回、そもそも住宅ローンとは何かについてお伝えしました。
今回は代表的な3タイプ「変動型」「全期間固定型」「固定期間選択型」のうちの「変動型」について詳しく説明します。
「変動型」は文字通り、金利の変動の合わせて返済の額が上下する住宅ローンです。つまり時代の情勢に左右されるため、将来的なリスクをどれだけ見通せるかもポイントです。
なお、住宅ローンを組む方の70%近くがこの「変動型」を選択しています。多くの人に選ばれているこちらのローンのメリット、デメリットを見ていきましょう。
◎変動型のメリット
まず、変動型の大きな特徴として、固定金利よりも金利設定が低くなっていることが挙げられます。
同一時点で他の金利タイプと比較した場合、他の金利タイプに比べて金利が低いケースが多く、そのため金利変動が大きく変わらない限り、住宅ローンも比較的返済負担が少なくなる抑えることができます。
◎変動型のデメリット
メリットと表裏一体のデメリットとして、金利が上昇するリスクも勿論あります。
金利が上昇した場合は、見直し後の返済額や総返済額が増える可能性があります。
金利が上昇しても従来の返済額の1.25倍が上限と定めらているので、毎月の返済額に対しては上限があります。しかし、金利に対しては上限はありません。金利が上がり続けることで、毎月の返済額からは先に利息が引かれていき、残った金額から元金が引かれることになります。金利が上がることで元金の減りが遅くなり未払い利息が発生すると、最終的な総返済額も増えていくことになります。
◎変動型のまとめ
・金利変動リスクにどれだけ対応できるかがカギ
・資金に余裕がある、借入期間が短い、借入額が小さいなら変動金利のメリットを受けやすい
・資金に余裕がない、借入期間が長い、借入額が大きいなら変動金利のリスクがより大きくなる
予定していた返済額よりも多くなれば、家計や生活にも影響が出ます。あくまでも金利の状況はこれからも変動していく可能性があると理解した上で、金利のタイプを選ぶことが大切です。
次回は金利の種類、代表的な3タイプのうちの「全期間固定型」について詳しく見ていきたいと思います。